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しまなみ海道自転車の旅 ⑶ [自転車]

 河野温泉はその名の通り温泉を売りものにしている旅館だが、1泊2食付きで7000円の安宿だ。建物は古いし御馳走が出るわけでもないが、ウォシュレットもついているしアメニティに不満はない。ただ畳に布団を敷いて寝るのだが、マットがない。煎餅布団は背中が痛くて、毛布を敷いて寝たが、安眠とはいかなかった。翌朝朝食を済ませて、息子を送り出す。向島東バス停にて今治行きの高速バスに乗りサンライズ糸山に近い馬島のバス停で降りるという。そこから歩道歩くと難なくサンライズ糸山に行けるという。私はその間宿屋で荷物をまとめ、自転車をシャッターから出し、女将と雑談をして、チェックアウトを済ませたりと時間をつぶして待っていた。意外と早く息子は戻ってきた。
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10時過ぎには旅館のに到着。旅館の前に車を停めさせ自転車を積み込む。女将に別れを告げ、しまなみ海道へ戻る。自転車で走っている時は行き交う自転車と歩行者に気を取られ、ろくに風景を見る余裕がなかったが、車の助手席からの眺めは意外と橋の欄干だったり遠く瀬戸内海を走る船が見えたりで、自分の渡っている橋は見えない。橋を過ぎると山の中を突っ切っている。やっぱり自転車で島めぐりをしながら橋に上り潮の流れを見ながら走るのがしまなみ海道の本来の楽しみ方だと実感した。しかし体力、脚力が、衰えていく。家族は電動アシスト自転車を勧める。その気になりそう。しまなみ海道(正式には西瀬戸自動車道)の終点近くに来島大橋SAがあり、昼ご飯を食べた。前の日は生口島で海鮮料理屋に1時間ほど並んで、とうとう昼飯にありつけなかった悪い記憶がよみがえったが、確かに人は多かった。こどもの日の昼飯である。車も満車、人も一杯、勿論皆昼飯が目的。ほどほどの列が出来ていた。しかしさばけ方が違う。食券売り場に威勢の良いお兄さんが二人。お陰で列はどんどん進み、来島大橋を一望できる窓際のベストな席を取ることができた。私は「宇和島風鯛めし」を息子はラーメンを注文。朝、宿を出る時に尾道ラーメンが食べたかったと、ボソッと言った。昨日の夜に言ってくれたら渡し船で10分も掛からずに尾道まで行けたのにと、心の何処かにトゲがささっていたが、ここでラーメンを注文してくれたので気が晴れた。そんなことを考えていると、注文の料理が出来上がった。DSC_0150 1小.jpg宇和島風鯛めしはご丁寧に召し上がり方の説明書までついている。なんということはない出汁に生卵と刺身と薬味を入れ混ぜて飯にかけ食べろということだ。この辺りの海鮮飯は大概こんなものである。この日の夜に食べた「友達丼」も似たような食べ方だったが、こちらは数種の刺身と薬味が予め飯の上に載っていて生卵を溶いて出汁をぶっかける。出来上がりは同じであった。鯛飯は平戸あたりの鯛茶漬けとは違って生卵の入った出汁が濃厚で、なかなか美味であった。息子にラーメンはどうだったか聞いてみたが、普通。との返事。やっぱり尾道ラーメンを食べに行けば良かった。
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