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しまなみ海道自転車の旅 ⑵ [自転車]

 交通整理のおじさんに道を聞き「突き当りを右、頑張って来て」の声に励まされ来島海峡大橋へのスロープを上り始めた。私の自転車はオールカーボンで軽量なはずなのに今日はちょっと重い?出発前にタイヤを交換したせいか?空気圧が足りないのか?何と無く嫌な予感。そうこうする内にどうにか来島海峡大橋に上がり走り始めまた。この橋は3つの橋から出来ており全長4kmほどもある。あまり高低差はない。橋を渡りきると地上に降りねばならない。ほぼ海面すれすれまでだ。この先同じような橋が5つもある。更に今降りた島は大島と云い、途中70mの山も越えなければならない。高速道路のレベルでずっと走れたら随分楽と思うが考えが甘いか?聞けば、しまなみ海道サイクリング大会なるものが行われて、一部区間は高速道路を走っているようにも聞く。走れなければ電動自転車に乗れと言われている。実際電動自転車で颯爽と追い越していく女性は結構いる。でもあらかたの若者は太ももまで日焼けした、いかにもサイクリング部といった感じで、ビュンビュン追い越していく。私ほどの年寄りはめったに見かけない。
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次は伯方・大島橋を渡る。伯方の塩で有名な伯方島だ。塩田でも見えるかと思うが自転車道からは見当たらない。聞くところによると、外国産の岩塩を使っているとかいないとか。伯方島をかすめて次は大三島橋を渡る。この海道一の大きな島大三島である。民宿もあるそうだから、いつの日か泊まってみたい。次は多々羅大橋を渡る。1400m以上ある大きな橋である。この途中に県境がありここからは広島県である。これを渡るとレモンの栽培で有名な生口島である。沿道にはレモンの木と思われる緑が茂っている。自転車道を降りると生絞りレモンジュース売りのおばさんが立っており声をかけられた。坂の途中じゃ自転車は止まれない。丁度連休とあって島の繁華街は黒山の人だかり。ラーメン屋や鶏の唐揚げ屋、海鮮料理やなど皆長い列を作っている。われらも15人ぐらいの列を作っている海鮮料理屋に並んでみたが、40分で諦めた。全く進まない上に脇から予約を振りかざす客が10人ほど割り込んでくれたのに呆れた。昼飯抜きである。このあたりから疲労が激しくなり、おまけに尻と腕に激痛が走り、肝心の太ももも力が出なくなってしまった。息子を先に行かせ、たびたび休憩し座り込んだり、尻にタオルを敷いたりして生口橋、因島橋を超え向島へたどり着いたが、尻の痛さが悪化し中々ペダルがこげない状態になった。もう坂を上る必要はないと言い聞かせ休み休み、やっとの思いで、尾道への渡し船の脇にある河野温泉にたどり着いた。全行程70km、10時間もかかってしまった。チェックインを16時と予約しておいたが丁度その時間に着いた。連休中も空きがあったぐらいの旅館だから、エレベーターなどはなし、4階の部屋をあてがわれて階段を上るのに苦労をした。こ時点で翌日の輪行は無理と決心し、さてどうしたものかと息子に相談したら、彼は若い。走る気満々である。でも彼一人で走らせるのは悪いような気がしていたら、うまい方法を提案してくれた。今治行きの高速バスで戻り、車を取ってくるという案である。バス停まで調べていて感心した。その案でお願いした。
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