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九死に一生を得る ➂ [日記]

 心臓血管外科のE教授は臨床的に指導を受けた間柄ではなかったのですが、マリーナで知り合っており、「とうとう私のところへ来ましたね」と旧知の友達のように接してくれました。医局員が気をもむ中、「手術は、明日1番でやろう」と宣言し、唖然とする医局員たちをしり目に去って行きました。冠動脈の状態が悪かったのが本当の理由かもしれません。スタッフ共ども慌て準備をし、次の日、即手術。麻酔の先生の顔を見て何かを話したのが最後で後は覚えていません。術後ICUに移され、誰かに足元で「うまくいったよ」と声かけられたようですが、また寝てしまったようです。女房に言わせると、気管チューブは入っていたそうですが私はちゃんと反応したようです。次に目が覚めた時は酸素マスクでした。ICUには2晩泊まりましたが実ににぎやかな部屋でした。外は工事中の削岩機の音。夜は隣の患者さんの吸引で、身動きできない状態で、胸の痛みに耐え、空腹に耐えた2晩は忘れません。痛み止めは定期的に入れてくれていたようですが、咳をすると、とてもつらかった。食事は出ませんでした。よしんば出たとしても大便が出たらベットの上で差し込み便器なので、使う気にならないでしょう。出なくてよかった。次の日の午前中に10F病棟の重症室に戻りました。
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