舟形杼を作ってみました [織物]
二重織りをする時、どうしても裏側の経糸をひっかけてしまいます。いわゆる「スクイ」です。出来あがっ始めて、緯糸が何cmもとんでいて、がっかりします。織っている最中は見えません。時々覗いてみるのですが、なかなか気が付きません。鏡で確認しながらという説もありますが、非現実的でです。結局すくわないようにするしかないのでしょう。その為に舟形杼が必要なのです。教科書にも、この杼を推奨してあったようです。適当なものが見つからず自分で作ってみました。
材質はホワイトオークです。重さと硬さで選びました。ドリルや鋸が音を上げるほどの硬さです。丸鋸が焼きついてだめになりました。
これでも、すくったら出来上がりを手直しせねばなりません。手直しの方法は、とんでしまった緯糸の、正しい通り道に同じ色の糸を通し、とんでしまった糸を切り取る方法です。ごまかしたようで気分は悪いですが、見かけはほとんど分からなくなります。
タグ:舟形杼 自作
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