機織り機「夕鶴Ⅲ号」製作記ーその１

　シャツを作りたいばっかりに着尺の機織り機を捨て、新しい機織り機を作り始めました。計画は、織り幅８０ｃｍ、8枚綜絖、天秤式と高い目標を掲げました。
　織り幅80cmの綜絖は既に四枚入手しました。８０ｃｍの筬も一応50羽を手に入れました。後は、材木で作るだけです。ほぼ外枠は完成、筬カマチも出来上がりました。

千巻に一工夫して既に取り付けました。逆転防止の歯車の代わりにラチェットスパナを付けてみました。巻き上げの位置が遠くなったので、ハンドルを付けました。これは以前に乗っていた車のハンドルでMomo製です。ラチェットのバックラッシュが多い事と、ハンドルに杼が干渉して不都合ですので、改善の余地ありです。


　機織りの中で苦労するのが整経と機上げです。これさえなければ機織りは楽しいばかりです。そこで、整経と機上げが一度で出来ないか考えました。どこかのメーカーの製品に男巻きにドラムを取り付けたのがありましたので、その知恵を拝借して、ドラム整経器を付ける予定です。ドラムは付いていますが、綾取り筬や幅出し筬がまだで、現在注文中です。後、ハンドルは今朝作りました。カウンターと菊を付けなければなりません。

　ここまで来ましたが、肝心の天秤が未完成です。形だけは作ってみたのですが、綜絖の重みでペダルが跳ね上がってしまいます。経糸を通せばある程度は落ち着くと思いますが、どうにも気が済みません。現在、バランスを取るためのバネを注文中です。これで巧くいくと思います。バネが待ちどおしい。

タグ：機織り機